Yakushima-Style

in contact with the fishes
〜命との関わり方〜

我々がダイビングしているときに出会う多くの生物達はにとって、非常に巨大な生物である人間は、その接触の仕方を間違うと、即、その様々な生命を奪うほどの危険を秘めています。

僕は、生物達との接点において、絶対に忘れまいとしていることがあります。

それは、「彼らの日常以上の行動をとらせないこと」です

その裏でもう一点、言ってることに矛盾を感じられるかもしれませんが、「彼らの日常行動にはできるだけ参加する」ということがあります

彼らの日常に参加できたということは。水の中の生物達に、水の中の生物と同じように扱ってもらえた証拠です。

最も多く参加できるのは、クリーニングです。

隣の写真では僕の耳掃除にまで果敢にチャレンジしている怖いもの知らずの姿が映っております。

生物にストレスを与えないことは基本ですがもちろん例外もあります。自分の身、そしてお客様の身を守るというときです。

僕の活動範囲の中で2個体ほどその対象となっている気の毒な子がいます。隣の写真の“ゴマモンガラ”です。

もちろんすべてのこの種がというわけではありません。

この子達には、僕のカメラ、フィン、耳たぶ、くるぶしを少々齧られております。

 

幸いお客様には被害は出ておりませんが、いつ出るかわからないので、仕方がありません。手の届くあたりまでの彼らの接近を確認したら、“グー”で殴らせてもらってます。

ちなみに何しろ堅いこの体。殴る側もなかなか痛い思いをしております。